★★★★★★★★★☆(私の評価)
墜落した飛行機の中から大金を見つけ、くすねる計画をたてるサスペンス。
1998年、アメリカ、122分
【事件-13分】 440万ドルを見つける。
【1stTP-30分】 50万ドルだけ飛行機に戻しに行くと、兄が近所のおじいさんにバレてしまうことを恐れて殺してしまった。その死体を主人公は事故に見せかけようと運んでいると、実は死んでおらず起き上がり「お前の兄に殴られたから警察を呼べ」と騒ぐ。そこで主人公は意を決して再度殺す。
エピソード
- 父親がお金に困っていたのは、主人公が大学に行ったためだと知る。
- 妻、図書館で誘拐犯の身代金であったことを調べあげる。
- 子供が生まれる。
- 友人ルーをはめ、自供している所をテープに収めるよう主人公の妻が提案する。
- 兄を家に招く。父親は自殺だったことを知る。
- ルーの葬式⇒ルーの家で酔いつぶれている兄を警察が届ける。
- 兄の夢。結婚・たくさんの子供・農場で仕事。兄の昔の彼女は、友達と賭けをしていたので自分と付き合ってくれたことを告白。
【MP-72分】 ルーとルーの妻を殺してしまう。
【どん底】 FBIが飛行機を捜査に来る。
【2ndTP-97分】 妻から、FBIが偽物で、犯人の一味だということを知る。
【クライマックス】 飛行機を見付けた途端、偽FBIは警察を殺す。その後、主人公が偽FBIを殺す。そこで兄が罪を持ったまま生きていけないから殺してくれと頼む。兄を殺す。
本物のFBIから金の番号がメモられており、使ったらバレることを聞き、全ての金を燃やす。
脚本として学ぶ所
- 妻の指示が、賢い指示だと思えるのだが実際やってみると、ハプニングをまねく。
- 兄が頭が弱い設定なのが、ストーリーを転がすのにいい役目をしている。ある意味ズルいし卑怯、だって面白くなるじゃん。困ったちゃんを登場させると話が面白くなるということ。
- 人を殺してしまった後の右往左往がうまい。主人公の判断に妻がケチをつけたり、妻だったら同じことをしたか?と聞いてみるが、妻は何も言わず抱きしめるだけだったりとか。
- 兄のメガネのテープで修理したあとが、いい味(脚本は関係ないが)
- クライマックス、FBIのバッジを見せてもらわないで進む展開が、早く言えよとこちらの気持ちをヤキモキさせる。
松本人志著の評価
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
当時はビデオで見たのでしょう、字幕が雪の背景の上に白文字で書かれて、読めずに入り込めなかったため評価が低いとのこと。(DVDはしっかり読めるようになっているのは、松本氏のこの本のおかげかもしれない)「わりと好きなタッチ」の映画であるが、最後、偽FBIが簡単に警察に信じられる所から、疑問ばかりが浮かんで来たと、心理ドラマが売りなので、人間の感情として、なんでそういう行動をとるのか理解できない所があり、わけわからん映画になっている。しかし、ブリジット・フォンダの貧乏な生活はイヤだ的なセリフは絶賛していて、泣きそうになったとのこと。
まっちゃんの視点は、すごく勉強になる。ただ、現在進行形の貧乏な男としては、妻にあのセリフ言われたらキツイなと思いながら見てました。
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