★★☆☆☆☆☆☆☆☆(私の評価)
ロック歌手のパパがステージで感電死するのを目撃し、
聞くことも、しゃべることもできなくなった9歳のエイミー。
引っ越したメルボルンには、風変わりな隣人達がたくさん。
その隣人達と「歌」で会話することによりエイミーは徐々に
明るくなっていく。
エイミーが病弱にみえて、可愛く見えないのが評価が低い理由のひとつ。
開始から75分の2ndTPまで、ストーリーに引き込まれるような魅力を感じなかったのが大きな理由。
【事件-開始8分】 児童福祉局がエイミーついて調査に来たため、メルボルンに引っ越しを決意。
【1stTP-開始33分】隣人の売れないミュージシャン(ロバート)の前で、エイミーが歌い、歌は聞こえるし、歌は唄えることが分かる。
エピソード1 ママのいない間に、エイミーはロバートと公園にお散歩にいく。
【MP-開始51分】家の外でラジオを抱えて歌っているエイミーにママは直面する。
エピソード2 ママとロバートがお店で飲んでいると、過去の音楽関係者に会い、ママはパパの感電死の情景を思い出し、号泣する。
エピソード3 隣人の男の子ザックが両親のケンカが治まるのを、表で泣きながら一人待っている。
【2ndTP-開始75分】エイミー、ザック、ザックの母がいる所にザックの父親が来て大乱闘。エイミーはひとり暗闇の倉庫街に逃げていく。エイミーは児童福祉局に捕らえられてしまうが、ママが迎えに来る前に自分で逃げてしまう。ストリート(道)で歌ってお金を稼ぎパンを食べる。
【クライマックス-開始90分】パパの曲が聴こえ、野外ロック会場に向かうエイミー。ママ達と再開する。そこでエイミーはパパの感電死を思い出した。エイミーの記憶は自分がパパをつまずかさせてしまってパパは死んだと思い込んでいた。実際は違ったことをママと医者が思い出させエイミーは、しゃべることができるようになる。隣人たち全員で、エイミーの治癒を喜ぶ。
脚本として学ぶ所は、
何か事件を起こすために「どうしようもない人物」を登場させればなんとかなるということか。
1,家庭内で喧嘩ばかりして飲み呆けているザックの父親。
2,仕事もせずにバルコニーで歌っている売れないミュージシャンのロバート。
3,そのロバートの姉。ちょっと頭がオカシイ。
4,エイミーを執拗に追いかける児童福祉局の男女2人組。
5,道に水を毎日撒いているババア。
松本人志著の評価
★★★★★★☆☆☆☆
松本氏は、この映画の終わり方を褒めている。エイミーが喋れるようになった以外には何も起こらない所を評価している。その他の隣人たちが幸せになったり、ママと売れないミュージシャンが結ばれたりという結末にならないことが、自然で良いと。
また、歌だけは理解できるエイミーの設定は、赤塚不二夫がバカボンで書いているのを先に知っているので、アイデアとしては新しくないとも言っている。
私は、歌が聞こえるのなら声も聞こえると設定に無理があることに松本氏が文句をいってくれるのを予想していた。まだまだ、松本氏の頭には追いつけない。いつか追いつかないまでも理解できるようになりたい。

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