★★★★☆☆☆☆☆☆(私の評価)
イランの貧困層の話。1足の靴を妹と交代で履き学校に行く日々。アリは3位をとると靴がもらえるマラソン大会に出るが、1位を取ってしまいベソをかく。数々の映画祭で賞を受賞した感動作。
【事件-4分】 妹の靴を八百屋の入り口に置き買い物していると、その靴がなくなる。
【1stTP-16分】 アリ(兄)と妹は1足の靴を交代に履いて学校に行くことにする。
エピソード1 妹、アリの待つ場所へ急いでいると片方の靴をドブに流してしまう、通りがかったオジさんに助けてもらうが、片方の靴はビショビショ。
【MP-45分】 妹、学校で失くなった自分の靴を履いている生徒を見つけるが、その女の子の父親が盲目だとわかり「返してくれ」と言えなくなる。
エピソード2 父親とアリ、庭師のバイトをして稼ぐが、帰り道、自転車のブレーキが効かず怪我。
【どん底】 妹の靴を捨てて新しい靴を履いて登校する女の子。(以前にペンを拾ってもらった)
【2ndTP-70分】 マラソン大会の3位の景品が靴だとわかり、アリ出場することにする。
【クライマックス】 ライバルに転ばされたりしながら、がんばるアリ。混戦となり1位となってしまい、落ち込む。(父親の買い物のシーンの挿入・自転車にはアリと妹の新しい靴が結んである)、帰ってきたアリの靴が変わっていないのを見て、黙って去る妹。素足になるとアリの足は、傷だらけ。その足に赤い金魚が優しく集まる。
脚本として学ぶ所
1,他の女の子が妹の靴を履いているのが分かるが、そのチャンスをのがす。
2,靴のドブ流れのシーンで助けてくれたオジさんが雑で、また流されそうでハラハラさせられた。
3,靴がないのにマラソン大会に出るという発想。
4,マラソン大会中、妹が走っているカットバック(妹のためアリが必死なのが伝わった)
5,道に水を毎日撒いているババア。
松本人志著の評価
★★★★★★☆☆☆☆
松本氏は、「まあ好きやなあ」という映画と語っている。最後の終わり方には難をつけている。ただ、ハリウッド映画と対比した時に、この映画の地味さが際立って、相対的に評価が高くなってしまう贅沢な映画であるとも語っている。派手な映画ばかりな中だから評価できると。
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