★★★★★★★☆☆☆(私的な感想)
マルセイユとパリ郊外を舞台にタクシー運転手のカーチェイスコメディ。
2000年、フランス、88分
【セットアップ】
- ラリーの車を抜くほど早いTAXI
- ダニエル(主役)は彼女の家に行かなければならない(彼女がいる)
- エミリアン(警察)運転が下手だが、免許に合格してしまう。
- ダニエルの彼女の父親はフランス軍の将軍。
- エミリアンの同僚の女ペトラ、でかくて強い。
- 日本の防衛庁長官が1時間後に到着するためエミリアン達は警護にあたる。
- 18分 彼女の父の車が大破し、空港にダニエルが送ることになる。
【1stTP-30分】 警察が開発した最新の警護車コブラを紹介している途中でエアバックが開いてしまいドライバーが重傷、ダニエルがコブラの運転手の代役に抜擢される。
エピソード
- TAXIの中で出産する客
- ダニエル運転の「コブラ」で日本防衛庁長官をホテルまで送る。その途中にヤラセで襲撃をフランス警察が用意(38分)
- ペトラ耳に無線機を付け、トイレへ、ヤクザにトイレでペトラ誘拐される。
- エミリアン待機の場所が忍者(ヤクザ)に襲撃される。
- 大型トレーラーが2台止まっている箇所にて、日本防衛庁長官が誘拐される。(47分)
- ランエボ3台、船のスクリューの下を徐行するシーンがかっこいい。
- 車のタイヤ痕をダニエル見て黒の三菱3台、魚の匂いがすることから埠頭の倉庫がアジトだと推理する。
- 倉庫で待ち伏せしていると全く関係ない泥棒が倉庫に入り捕まえる。その際、警察のボスが大怪我する(55分)。
- 日本長官のSPユリと組む事に。ヤクザは日本長官に催眠術をかけ、フランスの要人達を調印式の際、暗殺させる計画だとユリから情報を得る。
- パリに行くため、空軍機を使用し、パラシュートでTAXIを下ろす。
- アジトで日本長官とペトラが催眠術師に操られている所へ、ダニエル・エミリアン・ユリが助けに来る。ペトラの耳の無線機を使って連絡する。
- ペトラとユリが忍者をやっつける。(ダニエルはアジトには入って来ないでタクシーで待機)
【どん底】 なし(次のパリ行の飛行機が3時間後で間に合わない)
【2ndTP-55分】 警察のボスが大怪我し、ダニエル・エミリアン・ユリのみで長官とペトラの救助をすることを決意する。
【クライマックス】
- TAXIとランエボ3台のカーチェイス。
- パリ警察に援軍を頼むため、警察署にTAXIごとツッコミ、パリ警察を挑発する。
- ランエボ1台がTAXIに向かってカミカゼ特攻してくる。TAXIは避けるがパトカーが山のように追突する。
- トンネルの出口を戦車でふさぎ、TAXIは羽を開き飛び超え、ランエボ3台戦車に囲まれ捕まる。
- パレードにTAXIが参加していて、END。
- あまりツジツマを合わせないでもコメディというジャンルなので違和感はない。例:タイヤ痕だけで、三菱の車、魚の匂い、黒い車ということが分かってしまう。パリのアジトをすぐ見つけてしまう。ペトラは誘拐される理由がない(犯人にはペトラは必要ない→ペトラの耳の無線機があることにより、救助の際、ストーリーがフクラむが)
- 映画の導入部分がすごい。ラリーカーを抜くTAXI(客の妊婦のため病院に急いでいる)→TAXIの中で出産(病院に着いたが破水しているため)→彼女が電話で出産する女の声を聞いて怒る(赤ちゃんの鳴き声で和解)
- エミリアンのキャラ設定が物語をふくらますのに最適。警察、ちょっとドジなくせに自分はできると思っている、弱虫・怖がりだがペトラのためなら頑張る等。
- 忍者の動きやカーチェイスは最高のアクション。
- スリーアクトに当てはまらない。長官誘拐から取り戻すこと一本槍。
前作「TAXi」が良かったので期待していたのだがダメだったとのこと。
笑いがベタベタすぎる、ただしロケの場所はすきかなぁ。きれいなところではなく、割りとその辺で撮ってる感じが、ちょっと好きなんです。
私もランエボ3台、船のスクリューの下を徐行するシーンがかっこいいと感じました。港にあるクレーンの夕景なんかもいいなぁと。僕はこの映画を日本人がやったらベタ過ぎるかなと分かるのですが、フランス人なので、その僕自身に外人に負い目があるのでしょうか、ベタさを嫌と思わなかったのが悔しいです。
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