2013年12月16日月曜日

TAXi


★★★★★★★☆☆☆(私的な感想)
マルセイユ郊外を舞台にタクシー運転手とドジな刑事のコンビが銀行強盗を追うカーチェイスコメディ。
1998年、フランス、86分

【セットアップ】
  • ダニエル(主役男)ピザ屋を辞めタクシー運転手となる。
  • ダニエルのタクシーはボタン操作で滅茶苦茶早くなる特別仕様。
  • ピザ屋を辞めるタイミングでダニエルに彼女ができる。
  • 運転免許試験に何度も落ちている警官エミリアン。
  • エミリアンは警官仲間の女性ペトラに求愛しているが、軽くアシラワれている。
【事件】 
  • 21分 銀行強盗団から予告状+犯行成功

【1stTP-32分】 免許のない警官エミリアンをTAXIで送ることになるダニエル。エミリアンをIBM社員だと思っているダニエルは、ぶっ飛ばすが、スピード違反で現行犯で検挙。1ヶ月自分の運転手として犯人逮捕に協力してくれたら、スピード違反は許すと捜査協力を強要する。

エピソード
  1. 銀行強盗を張り込んでいて、エミリアンがオシッコ我慢できないことにより、現場が玉突き事故の連鎖。状況混乱して、別件で移動中の大臣の車VS警官の銃撃戦となる。
  2. 警官になるやつはバカだvsタクシーの運転手はろくな奴いない、ダニエルvsエミリアン。
  3. 写真からベンツの特徴にて、犯人はドイツ人、近々タイヤ交換をしなければならない、マルセイユで交換できるのは、ドイツ人のクリューガーだけだと、写真分析するダニエル。
  4. クリューガーは不眠症のため24時間営業している。犯人がタイヤを引き取りに来る。犯人のトランクに隠れてアジトを突き止めようとするエミリアンだが、犯人に見つかりゴミ箱に投げられてしまう。
  5. 帰ってHを始めるダニエルだが、途中でアラームがなり彼女が会社に行ってしまう。
  6. TVドラマからヒントを得て、発信機を犯人の車に取り付けるエミリアン。
  7. 10キロ四方を封鎖。銀のベンツが引っかかるが、現金等証拠なしで見送る。(55分)
  8. ダニエルのHの最中にエミリアン家族が来客。家が火事で全焼したため宿泊させてくれと懇願、免許を返却してくれる。ダニエル、犯人逮捕を早く済ませて解決してやることを決意。
  9. 犯人は銀行のダクトに金を隠していて、掃除係を脅し、金を手に入れた。
  10. 10分で乾く魔法の塗料で犯人は車の色を替えいたと解り、ダニエル塗料屋に電話して「魔法の塗料MD10が欲しい色はカーマインメタル、在庫がない?誰がそんなに買い占めたんだ?」と購入者(サーキット)を聞き出す。
  11. サーキットにいるベンツを煽って賭けレースをする。(スタートの映像だけで、金の受け渡しの映像に切り替わり、犯人達が負けたことが分かる)
  12. 信号機の鍵20と無線機20を用意する。
  13. ペトラのそつない態度を愚痴るエミリアンにダニエルがアドバイス。女を物にしたけりゃ力ずくで奪え!ペトラに必要なのは男だよ、力強い男、胸を張って男らしく攻めろ堂々と奪うんだ!しゃんとしろ!→ペトラに無理やりキス→エミリアン渋い顔で部屋に帰ってきて仕事の話(成功したか否か分からないが、ハシャイデいないので、、、これは最後の会話で明かされるのだが、ペトラにビンタされたようだ。)
  14. 帰ると彼女とエミリアンの母、大麻をやっている。彼女は帰り、エミリアンとダニエルも大麻を。ダ「なぜ警官になった?」、エ「成績も悪いし雇ってくれたのは警察だけだ(バカには警察しかない)」
【MP-60分】 ダニエルのHの最中にエミリアン家族が来客。家が火事で全焼したため宿泊させてくれと懇願、免許を返却してくれる。ダニエル、犯人逮捕を早く済ませて解決してやることを決意。

【どん底】 

  • 68分ダニエル・エミリアン言い争い。
  • 74分招集-クーガー作戦失敗。

【2ndTP-68分】 ダニエル案「奴らを挑発して現行犯逮捕しよう!」

【クライマックス-78分】 

  • トレーラーを発見し、銀色になったベンツを追う。
  • 20箇所の信号を押さえて、どれかを通れば追い詰められる作戦(赤信号にするなど)
  • 赤信号で追い着き、ダニエルが犯人を競争しろとあおる。
  • 信号を変えようとすると警官がいてピンチ。
  • 高速でのカーチェイス、高速道路が途中でなくなっており、犯人たちは空中を飛び、孤島のような一部だけの道路から出れなくなってしまう。
  • 授賞式の倉庫みたいな所でダニエルと彼女、Hする。
  • 国家功労騎士賞をもらう。
  • ペトラが「謝らなきゃエミリアン」、エミリアン「ビンタのこと?」
  • ダニエル、免許の再交付は認められない、しかしいい方法があると警視総監に打針される。
  • ダニエルは警察機動隊スポンサーのレーサーとなる。スタートの信号が変わりEND。


脚本として学ぶ所等
  1. 巻き起こった事件の結果をいちいち説明しない(警察VS大臣の銃撃戦)
  2. 巻き起こった出来事の途中経過を省く。(1回目のベンツとのレース・レースシーンはなく賭けに勝ってお金を払うシーンになる)
  3. あまり、論理的に詰めて説明の映像や、結果を表現しない(最後、犯人は道路に取り残されて終わり、警察に捕まる映像はない)、(警察機動隊スポンサーのレースチームなど)
  4. セリフがいい。・客を乗せて猛スピードで運転中に、客「免停になるぞ」、ダニエル「心配ないよ、無免許だから」、・大麻を吸いながらダニエル「なぜ警官になった?」、エミリアン「バカには警官しかない」、ダニエル「笑う(初めてTAXIに乗せたとき、警官になるやつはバカだと言っていた」・その他にもダニエルと彼女の会話、彼女とエミリアンの母との会話など
  5. あまりはっきりスリーアクトに別けられていない。どん底はないのかもしれない。また、(良くも悪くも)銀行強盗に魅力がなくラストのカタルシスが少し浅く感じた。
松本人志著の評価
TAXI2のコメント時に、前作(この作品TAXI)がよかった。とコメントしている。

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